インタビューでは「録り方」を先に決める

インタビュー文字起こしでは、会議ボットの多機能さより、録音方法、ファイル対応、話者識別、修正のしやすさを優先します。

対面インタビューをスマートフォンで録音し、そのまま文字起こししたいならNottaが候補です。既存の録音ファイルを要約・分析したいならFireflies.ai、動画会議の録画と文字起こしも同じ場所で扱いたいならtl;dvを比較します。

日本語精度は音質や話し方で変わるため、最終判断は自分の録音に近い短いサンプルで確認しましょう。

選ぶときの7項目

1. 録音方法

  • スマートフォンのマイクで直接録音する
  • ICレコーダーの音声をアップロードする
  • Zoom、Teams、Meetでオンライン収録する
  • パソコンのシステム音声を録音する

Nottaは対面のリアルタイム録音、Web会議、音声・動画ファイル、ブラウザ上の音声に対応すると公式ヘルプで案内されています。

2. 対応ファイルと時間

Fireflies.aiはMP3、M4A、WAV、MP4、WEBMに対応し、1ファイル最大150分です。tl;dvは多くの音声・動画形式に対応し、最大3時間です。

長いインタビューは、アップロード前に不要部分を分けると失敗時のやり直しを減らせます。

3. 話者識別

「誰が話したか」を後から直す作業は大きな負担です。対面録音、Web会議、アップロードで話者識別の挙動が変わる場合があります。

tl;dvはアップロードファイルの話者認識が現在利用できず、Speaker 1、Speaker 2と表示されると公式ヘルプに記載されています。

4. 固有名詞

人名、会社名、製品名、専門用語が多い場合は、単語登録や修正機能を確認します。録音前に話者と用語一覧を整理すると、確認作業が速くなります。

5. 要約の目的

  • 記事執筆用の発言整理
  • 決定事項とToDo
  • 引用候補の抽出
  • 調査インタビューのテーマ分類

AI要約は便利ですが、発言の意味、否定表現、引用文を元音声と照合せずに公開してはいけません。

6. 保存・削除・共有

録音、文字起こし、要約がどこに保存され、誰に共有されるかを確認します。tl;dvのアップロードは既存の共有設定に従うため、アップロード前に共有範囲を確認するよう公式ヘルプで案内されています。

7. 録音への説明

インタビュー相手へ、録音すること、文字起こしサービスへアップロードすること、利用目的と保存期間を事前に説明します。勤務先や取引先の規定がある場合は、そのルールを優先します。

候補3サービス

サービス向きそうな場面主な注意点
Notta対面録音、スマホ、録音ファイル無料は1回3分
Fireflies.ai録音ファイルの要約・分析最大150分、無料の動画サイズ100MB
tl;dvオンライン会議と録音ファイルアップロードはベータ、話者名は要確認

失敗を減らす録音方法

  • マイクを話者の中央へ置く
  • 空調、道路、キーボードの音を減らす
  • 同時に話さない
  • 人名や固有名詞を最初に確認する
  • 本番前に30秒録音して音量を確認する
  • 元音声を安全な場所へ残す

参照した公式情報